製品レビュー

実際に日本酒の仕込水として使用されている天然水「信州八千穂の湧水」

2018.11.05 | ミネラルウォーター

信州八千穂の湧水

ミネラルウォーター製造工場に11年勤めていた管理人が、さまざまなお水を実際に飲んでレビュー!
美味しさや価格はもちろんのこと、品質や安全面などを総合的に評価します。

今回はレビューするのは、酒造メーカーが実際に日本酒の醸造に使用している天然水「信州八千穂の湧水」です!
採水地の長野県佐久穂町は美しい白樺の群生地があることでも有名で、自然に磨かれた清涼な水源に恵まれている土地です。

最近のひそかな日本酒ブームに乗じて仕込みに使用している水そのものも販売する酒造メーカーが増えてきているようですが、さっそくどんなお水なのか見ていきましょう!

信州八千穂の湧水 製品情報

信州八千穂の湧水

名称 ナチュラルミネラルウォーター
原材料名 水(深井戸水)
栄養成分
(100ml中)
エネルギー:0kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
ナトリウム:0.61mg
カリウム:0.34mg
マグネシウム:0.28mg
カルシウム:0.66mg
pH値 7.8
硬度 28mg/L
採水地 長野県南佐久郡佐久穂町
製造・販売者 黒澤酒造株式会社

「信州八千穂の湧水」は人工的に成分を調整していない「ナチュラルミネラルウォーター(天然水)」なので、成分上問題はありません。
中身のお水は硬度28mg/Lという美味しさとミネラルの含有量のバランスが取れた、優等生的なお水だと思います。

デザインや耐久性をチェック!

実際に飲む前に、まずはボトルの品質や耐久性などをチェックしていきましょう!

ペットボトルの形状・耐久性

「信州八千穂の湧水」のペットボトルはしっかりとした厚みがあるペットボトルなので、内部へ空気を通しにくい構造になっています。

実はペットボトルには目視できないほど小さな穴が無数に空いていて、その穴を通って外の空気がペットボトル内部に少しずつ侵入してしまうのです。

そして、中の水が空気に晒されると酸化してしまい、水の鮮度が落ちる原因となってしまうのです。

ペットボトルは分厚く作られているほど内部に空気を通しにくくなるため、「信州八千穂の湧水」は長くお水の鮮度を保つことができます

一方、いろはすのような柔らかい作りのエコボトルの場合、ボトルに厚みがないため外気が入り込みやすく、早い段階で水の鮮度が落ちてしまいます。

美味しいお水選びのポイントとして、ペットボトルの硬度は大きな要因のひとつになりますよ。

固いボトルと柔らかいボトルの違い

ラベルデザイン

信州八千穂の湧水の天然水のラベル

続いてラベルデザインをチェックしていきましょう!

「信州八千穂の湧水」のラベルはとてもシンプルな作りで、栄養成分表示は記されていません。

ラベルに記載されている商品紹介には、

信州北八ヶ岳山麓・千曲川最上流の酒蔵仕込水

蔵内深井戸より湧出る軟水の清酒井筒長・くろさわの仕込水です。
日本酒ときどき和らぎ水(チェーサー)として焼酎の水割りや各種飲用・調理用にご利用ください。
 

と書かれています。

最近は居酒屋などでも「信州八千穂の湧水」のような仕込水を取り扱っているところも増えてきていて、店員さんが「仕込水はお酒との相性バツグンです!」と言ってオススメしてくる場合もありますが、ぶっちゃけ言ってお酒は軟水なら大抵合います。(笑)

ただ、pH値(アルカリ度)の高いアルカリイオン水は、お酒の酸を和らげてまろやかな味わいにしてくれるので、筆者は特に「軟水のアルカリイオン水」をオススメしますよ!

>> オススメのアルカリイオン水はこちら

飲み口が白いペットボトルに要注意!加熱殺菌のデメリット

ペットボトルの飲み口には、白いものと透明なものがある

上の写真は、左が「信州八千穂の湧水」のペットボトルで、右が一般的なミネラルウォーターのものになります。

それぞれの飲み口に注目してみると、「信州八千穂の湧水」は飲み口が不透明の白ですが、一般的なミネラルウォーターの方は透明です。

実は、ペットボトルのミネラルウォーターにおいて、飲み口が白い製品には注意しなければならない点がいくつかあるのです…。

白い飲み口
(耐熱ペットボトル)
透明な飲み口
(非耐熱ペットボトル)
《開栓時》
《閉栓時》
加熱殺菌 非加熱殺菌
採水した原水に高熱を加えることで殺菌し、熱いままボトルに充填するために、飲み口に耐熱性を持たせたもの。主にお茶や炭酸以外のジュースなどに使用される。製造が容易でコストも安く済むが、自然本来の味が損なわれてしまう可能性があり、あまりミネラルウォーターの製造には適さない。 採水した原水を瞬間的に加熱、または特殊なフィルターでろ過するという方法で菌を取り除く場合に使用される。水が熱い状態で充填されることがないため、飲み口に耐熱性を持たせる必要がない。徹底した衛生管理と設備投資でコストがかかるが、自然本来の味を損なわないというメリットがある。

ペットボトルには、主に耐熱性があるかないかで2種類あります。

飲み口が白いペットボトルは、高温で加熱殺菌したお水をそのままペットボトルへ充填するため、飲み口に耐熱性を持たせています。
雑菌やカビの処理において、加熱殺菌は1番簡単な手段のひとつで、手間やコストもかからないことから、主にジュースやお茶の製造に多く導入されています。

しかし、採水した水に高温を加えると成分が変質してしまう可能性があり、また、水の中にもともと溶け込んでいる酸素(溶存酸素)が沸騰した際に飛んでいってしまうため、自然本来の豊かな味わいが損なわれるという大きなデメリットがあるのです。

そのため、加熱殺菌は繊細なミネラルウォーターの製造には適しません。

逆に、非加熱殺菌の場合は水が高温の状態でペットボトルに入れられることがないので、飲み口に耐熱性を持たせる必要がありません。そのため、飲み口もペットボトルのボディと同じ透明な材質で作られています。

この非加熱殺菌という方法はあらかじめ水とペットボトルをそれぞれ殺菌しておき、無菌室と呼ばれる特殊な部屋で充填しなければいけないので手間やコストがかかります。
しかし、繊細な味を損なわないため、ミネラルウォーターの製造に適しているとされているのです。

「信州八千穂の湧水」はせっかく良質な天然水を使用しているのに、加熱殺菌で製造されてしまっているのでもったいないですね…。

実際に飲んでみた感想

信州八千穂の湧水を実際に飲んでみた

「信州八千穂の湧水」は硬度28mg/Lの軟水なので、口当たりが柔らかくて飲みやすいミネラルウォーターだと思いました。

良く言えばクセがないのですが、大自然に育まれた天然水ならではの豊かな味わいは感じられませんでした。

高温で殺菌処理が行われた水は総じてそうなってしまうのですが、せっかく良い水源を使用しているのに、大変もったいない印象を受けます…。

まとめ

日本酒の仕込水に使用している天然水という付加価値があって魅力もある商品ではありますが、加熱殺菌をしていることが難点…。

加熱殺菌は天然水本来の良さを奪ってしまうだけではなく、製造方法によってはペットボトルの成分が水に溶け出してしまい、ビニール臭が移ってしまうこともあります。

直ちに健康に悪影響を及ぼすということはありませんが、毎日飲むお水だからこそ、本当に安全で美味しいものを選びたいですよね。

以上、「信州八千穂の湧水」のレビューでした!

評価

総合評価 ★★★★★ 3.25
おいしさ ★★★
品質 ★★
オシャレ ★★★
価格 ★★★★

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