製品レビュー

低価格で安定したおいしさの軟水「サントリー 南アルプスの天然水」

2018.08.11 | ミネラルウォーター

サントリー 南アルプスの天然水

ミネラルウォーター製造工場に11年勤めていた管理人が、さまざまなお水を実際に飲んでレビュー!
美味しさや価格はもちろんのこと、品質や安全面などを総合的に評価します。

今回はコンビニやスーパー、自販機などでよく目にすることが多い「サントリー 南アルプスの天然水」です!
採水地は山梨県北杜市で、甲斐駒ケ岳をはじめとした南アルプスの山々に磨かれた地下水を使用しており、みなさんも一度は飲んだことがあるお水ではないでしょうか?

そんな知名度バツグンの「サントリー 南アルプスの天然水」ですが、今回も詳しくレビューしていきますよ!

サントリー 南アルプスの天然水 製品情報

サントリー 南アルプスの天然水

名称 ナチュラルミネラルウォーター
原材料名 水(鉱水)
栄養成分
(100ml中)
エネルギー:0kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
ナトリウム:0.4~1.0mg
カリウム:0.1~0.5mg
マグネシウム:0.1~0.3mg
カルシウム:0.6~1.5mg
リン:1mg未満
pH値 約7
硬度 約30mg
採水地 山梨県北杜市白洲町

「サントリー 南アルプスの天然水」は成分を調整したり人工的にミネラルを添加したりしていない「ナチュラルミネラルウォーター」なので、誰でも安心して飲むことができます。
硬度は約30mg/Lと日本人好みの軟水なので、とても飲みやすい水質ですね。
pH値が約7ということで、酸性にもアルカリ性にも偏っていない中性のお水で、成分表示を見た時点では何か特筆するような点は見受けられません。

デザインや耐久性をチェック!

サントリー 南アルプスの天然水

実際に飲んでみる前に、まずはボトルの品質や耐久性などをチェックしていきましょう!

ペットボトルの形状・耐久性

「サントリー 南アルプスの天然水」のペットボトルはとても柔らかい材質でできていて、軽く握っただけでもベコベコと凹んでしまいます。

簡単に潰すことができるので捨てる時は楽なのですが、フタを開ける時に手の力を加減しないとペットボトルが潰れて水がこぼれてしまうので、開栓時はちょっと神経を使いますね…。

サントリー 南アルプスの天然水のペットボトルはとても柔らかい

また、こういった柔らかいペットボトルは内部に空気を通しやすく、中の水の品質が劣化しやすいというデメリットがあります。

というのも、こう見えてペットボトルには目視できないほどの小さな穴が開いていて、そこから中へ空気が少しずつ入り込んでしまいます。
そして、中のお水が入り込んできた空気に触れてしまうと、お水が酸化して鮮度が落ちてしまうのです。

ペットボトルは厚ければ厚いほど空気の侵入を最小限に留めることができますが、薄い作りのペットボトルは空気の侵入が多くなり、その分早く中身のお水が劣化していきます。

固いボトルと柔らかいボトルの違い

コカ・コーラ社の「いろはす」なんかもそうですが、最近エコを謳ってペットボトルを極限まで薄く作っているメーカーが多いのですが、エコと言う都合の良い言葉を使って原材料費のコストを削減したいだけなんですよね…。

もちろん賞味期限以内であれば問題なく飲むことができますが、こういったペットボトルに入れられているミネラルウォーターは鮮度が落ちるのが早いため、購入したら早めに飲みきってしまうことをオススメします!

ラベルデザイン

サントリー 南アルプスの天然水のラベル

続いてラベルをチェックしていきましょう!見えやすいように、ペットボトルからラベル剥がしてみました。

「サントリー 南アルプスの天然水」といえば、この爽やかな水色のラベルが特徴的ですよね!

他のミネラルウォーター製品のラベルと比べてみると、ラベルの厚さが信じられないほど薄くてびっくり…!
品質の良し悪しとはあまり関係しませんが、徹底的にコストダウンしようとしている姿勢がラベルからも見て取れますね…。

さて、ペットボトルのラベルには『ロールラベル』『シュリンクラベル』という特徴の異なる2種類があって、「サントリー 南アルプスの天然水」には前者のラベルが採用されています。

ロールラベル シュリンクラベル
ペットボトルに巻きつけてのり付けしたラベルのこと。簡単にできるのでコストがシュリンクラベルよりもかからない。ラベル端にある「▲はがし口」から簡単に剥がすことができる。 熱を加えてラベルを収縮させ、ボトルに密着させる方法のラベルのこと。容器にフィットするため仕上がりが美しいが、コストがかかる。ミシン目を入れてラベルを剥がせるようにしている。

シュリンクラベルの方が強度が高く、どんな形状のボトルにもフィットするので美しく仕上がるというメリットがあります。

対して、ロールラベルはシュリンクラベルよりは強度は劣りますが、簡単に剥がしやすいので捨てる時も楽ちんです。

両方のラベルで特に優劣をつけることはありませんが、シュリンクラベルの方が生産上はコストがかかってる、ということだけ、なんとなく覚えておいていただければOKです!(笑)

キャップの品質

一般的な飲料製品のキャップとサントリー 南アルプスの天然水のキャップ

「サントリー 南アルプスの天然水」のキャップと一般的なミネラルウォーターのキャップを比較してみると、「サントリー 南アルプスの天然水」の方が高さが少し低いのがわかりますでしょうか?

これまたキャップを小さく作ることでコスト削減につなげているのですが、高さが低いキャップは開栓するさいに手の力が伝わりにくく、開閉しづらいと感じてしまうんです。

「サントリー 南アルプスの天然水」は比較的安価なお水ではありますが、ちょっとケチケチしすぎでは…?と個人的に思ってしまいますね(汗)

実はサントリーの天然水は3種類ある!?販売地域ごとで異なる採水地

皆さんはサントリーの天然水には実は3種類のラインナップがあるのをご存知でしたか?
販売地域によって採水地がそれぞれ異なり、商品名もラベルデザインも少し違ってくるんです。

  南アルプスの天然水 奥大山の天然水 阿蘇の天然水
見た目 南アルプスの天然水 奥大山の天然水 阿蘇の天然水
採水地 山梨県北杜市白洲町 鳥取県日野郡江府町 熊本県上益城郡嘉島町
硬度 約30mg 約20mg 約80mg
pH値 約7 約7 約7
販売地域 北海道・東北・関東甲信越・東海エリア(岐阜県を除く) 北陸・近畿・中国・四国エリア・岐阜県 九州・沖縄エリア
取扱いサイズ 280ml、550ml、1L、1.5L、2L 550ml、2L 550ml、2L
※280ml、1L、1.5Lは全国で販売されています。

上記のように、実は「南アルプスの天然水」は中部以東の東日本でしか販売されていないのです!

東日本以外で販売されているものも一見同じ商品に見えますが、西日本は「奥大山の天然水」、九州・沖縄は「阿蘇の天然水」となっていて、よく見ると違う商品名であることがわかります。

昔は「南アルプスの天然水」は全国区で販売されていたのですが、需要の拡大を受けて他の水源も確保する必要が発生し、後に奥大山と阿蘇のお水が加わって現在の販売区域となったようです。

ですから、今も「南アルプスの天然水」だと思って飲んでいるそのお水は、実は知らないうちに奥大山か阿蘇のお水に変わっているかもしれませんよ。

実際に飲んでみた感想

サントリー 南アルプスの天然水を実際に飲んでみた

「サントリー 南アルプスの天然水」は軟水の中でも硬度が低めの水質なので、甘みを感じるほど口当たりがとても柔らかいミネラルウォーターだという印象を受けました。

常温で飲むとトロッとしているような感覚がするほどなので、サッパリとした飲み口が好きな方にはちょっと適さないかもしれません。

しかし、お手頃な価格でおいしい軟水を飲めるという点では、非常に優秀なミネラルウォーターだと思います!

まとめ

ペットボトルやラベル、キャップなど外装の品質はコスト削減に重きが置かれていて少し使いづらい印象を受けましたが、お水自体はリーズナブルな価格で販売されていることを踏まえると、決して悪くない商品だと思います!

「とにかく低価格でそれなりにおいしいお水がほしい…!」という需要にはビッタリなミネラルウォーターだと思います。

ただ、ペットボトルの厚さが本当に薄いので、必ず賞味期限以内に使い切ることだけはお忘れなく!

以上、「サントリー 南アルプスの天然水」のレビューでした!

評価

総合評価 ★★★★★ 3.50
おいしさ ★★★★
品質 ★★
オシャレ ★★★★★
価格 ★★★★