お水の知識

温泉水99は美容・健康に効果ナシ!? “超軟水”のワナと品質の問題

2018.05.29 | 温泉水,  アルカリイオン水

温泉水99

TVや雑誌などにも取り上げられ、女優やモデルさんも愛飲していると話題の「温泉水99」。
美容に関心の高い女性を中心に人気を集めていますが、

「本当に美容や健康に効果はあるの?」
「気になってはいるけど品質はどうなんだろう?」

と、疑問に思われている方も少なくないはず。

今回は、そんな温泉水99が気になっている方のために、飲料メーカーに11年勤めていた経歴を持つ元業界人の筆者が徹底レビューいたします!
味や成分はもちろんのこと、品質や価格など様々な視点から徹底的に検証していきますよ!

温泉水99 製品情報

温泉水99

名称 ナチュラルミネラルウォーター
原材料名 水(温泉水)
栄養成分
(100ml中)
エネルギー:0kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
ナトリウム:5.00mg
カリウム:0.08mg
マグネシウム:0.01mg
カルシウム:0.05mg
pH値 9.5〜9.9
硬度 1.7mg/L
採水地 鹿児島県垂水市
価格 約160円(税抜)/ 500mlボトル 1本あたり

温泉水99は、桜島の恩恵を受ける鹿児島県垂水市の温泉を使用するミネラルウォーターで、地下750mという深い場所から採水されています。
同じ温泉水のライバル商品「財宝」も採水地が同じ鹿児島県垂水市なので、成分表を比較してみると非常に似ていることがわかります。

一般的なミネラルウォーターはpH値が7前後の中性ですが、温泉水99はpH値が9.5〜9.9とアルカリ性が強いという特徴があって、高アルカリ度のお水は胃腸の調子を整えてくれると言われています!

しかし、温泉水99は硬度が1.7mg/Lと極めて低い超軟水(日本産の一般的なミネラルウォーターの硬度は25〜85mg/Lほど)のため、ミネラルの補給には適さず、毎日飲み続けることもオススメできません…。
(その理由は「3-1. ケタ違いの“超軟水”にはデメリットが!硬度が低すぎるお水の落とし穴」で解説します!)

》温泉水99 公式サイト

温泉水99の品質について

ペットボトルの飲み口に注意!温泉水99は超高温の加熱殺菌

ペットボトルの飲み口には、白いものと透明なものがある

皆さんはペットボトルにも種類があるというのはご存知でしょうか?

上の写真は、左のペットボトルが温泉水99のもので、右のペットボトルが一般的なミネラルウォーターのものになります。

それぞれをよく見てみると、温泉水99のペットボトルは飲み口が白いですが、一般的なミネラルウォーターの方は透明です。この違いはいったい何なんでしょうか?

白い飲み口
(耐熱ペットボトル)
透明な飲み口
(非耐熱ペットボトル)
《開栓時》
《閉栓時》
採水した原水に高熱を加えることで殺菌し、熱いままボトルに充填するために、飲み口に耐熱性を持たせたもの。主にお茶や炭酸以外のジュースなどに使用される。製造が容易でコストも安く済むが、自然本来の味が損なわれてしまう可能性があり、あまりミネラルウォーターの製造には採用されない。 採水した原水を瞬間的に加熱、または特殊なフィルターでろ過するという方法で菌を取り除く場合に使用される。水が熱い状態で充填されることがないため、飲み口に耐熱性を持たせる必要がない。徹底した衛生管理と設備投資でコストがかかるが、自然本来の味を損なわないというメリットがある。

ペットボトルは、主に耐熱性があるかないかで2種類に分類されます。

飲み口が白いペットボトルは、高温で加熱殺菌したお水をそのままペットボトルへ充填するため、飲み口に耐熱性を持たせたものになります。
雑菌やカビの処理において、加熱殺菌という方法は1番簡単なやり方で、手間やコストもかからないことから多くの飲料工場で導入されています。

しかし、内容物に高熱が加わってしまうと成分が変質してしまう可能性があり、また、水の中に溶け込んでいる酸素(溶存酸素)やミネラル成分が加熱によって減少してしまうため、自然本来のまろやかな味わいが損なわれてしまうという大きなデメリットがあるのです…。
そのため、加熱殺菌は繊細なミネラルウォーターの製造ではあまり推奨されていません。

逆に、非加熱殺菌の場合は内容物が高温のままペットボトルに入れられることがないので、飲み口に耐熱性を持たせる必要がありません。そのため、飲み口もペットボトルのボディと同じ透明な材質で作られています。

この非加熱殺菌という方法はあらかじめ内容物とペットボトルをそれぞれ殺菌しておき、無菌室と呼ばれる特殊な部屋で充填しなければいけないので手間やコストがかかります。
しかし、その分自然本来の味を損なわないため、繊細なミネラルウォーターの製造に向いているとされているのです!

温泉水99の公式ホームページには、120℃で加熱殺菌しているとの記載がある

▲温泉水99公式HP

温泉水99の公式ホームページを確認してみたところ、やはり殺菌のために120℃という高温で加熱処理を行っているとの記載がありました…。(公式HP : http://www.onsensui.com/socpride/ に記載。)

この120℃という温度は、結構危ない温度です。
というのも、いくら耐熱性のペットボトルと言っても、実際は85℃までしか耐えることができないからです。

そんなペットボトルへ、85℃の耐熱性を大きく上回る温度の水が注がれてしまうと、熱によってペットボトルの成分が水に溶け出してしまう危険性があります…。
それを飲んだからと言っても直ちに健康に被害が出ることはありませんが、毎日口にするものだからこそ、できればそんな危険性がないお水を選びたいですよね…。

また、加熱殺菌を導入している工場は設備にお金がかけられない=資金に余裕がない場合が多いため、製造過程で衛生管理にまで気を回すことができず、結局カビなどを混入させてしまうことが多いです。

実際、加熱殺菌で製造されているミネラルウォーター「いろはす」は、毎年のようにカビを混入させて自主回収する騒ぎとなっていて、改善される様子が全く見られません。

北陸コカ・コーラ 「いろはす」飲料にカビ 回収 2017年6月21日

北陸コカ・コーラボトリングは21日、甲信越と北陸で販売したペットボトル入り清涼飲料「い・ろ・は・す 塩れもん」(555ミリリットル)の一部にカビが混入していたとして、約31万2000本を自主回収すると発表した。

(中略)

19日に客から異物が入っているとの連絡があり、調査したところ、毒性のないカビが混入していた。在庫や回収した商品数十本からもカビが見つかった。

【参考】北陸コカ・コーラ 「いろはす」飲料にカビ 回収|毎日新聞

健康のためを思うなら、やはりミネラルウォーターは非加熱殺菌で製造された商品を選択することをオススメします!

品質にこだわって非加熱殺菌でミネラルウォーターを製造している工場では、ホームページに「非加熱殺菌で充填しています!」と明記されていることが多いので、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか?

ミネラルウォーターを購入する際は、ぜひペットボトルの飲み口にも注目してみてくださいね…!

ラベルがペットボトル全体を覆っているミネラルウォーターには要注意!

温泉水99のラベル

温泉水99と言ったら、この銀色のラベルが特徴的ですよね!

温泉水99の特徴や良さが「これでもかっ!」と表記されていますが、『よく浸透する』『さびにくい』など、その内容にはいくつか疑問符を投げかけたいところも…。
こちらの真意については、また後ほど解説いたします!

さて、皆さんはペットボトルのラベルにも種類があることはご存知ですか?

ペットボトルに巻きつけてのり付けするだけの『ロールラベル』熱でラベルを収縮させてペットボトルに密着させる『シュリンクラベル』の2つがあるのですが、温泉水99は後者のラベルを採用しています。

ロールラベル シュリンクラベル
ペットボトルに巻きつけてのり付けされたラベルのこと。簡単な技術なので設備投資にコストがかからない。ラベルの端っこにある「▲はがし口」からベリベリ剥がせるタイプがこちら。簡単に剥がせるので捨てる時も便利。 熱を加えることでラベルを収縮させ、ペットボトルに密着たラベルのこと。どんな形の容器でも密着できるため仕上がりが美しいが、設備投資にコストがかかる。ミシン目からラベルを切り取って剥がすタイプがこちら。

このように2種類のラベルにはそれぞれ特徴があって、特に優劣をつけることはないのですが、今回ご注意いただきたいのはペットボトル全体がシュリンクラベルで覆われているタイプのミネラルウォーターです。

同じシュリンクラベルでも、ペットボトル全体がラベル覆われているミネラルウォーターは要注意!

先ほどペットボトルの耐熱性は85℃までしかないとお話しましたが、そこへ高温のお水がそのまま注がれてしまうと、ペットボトルが熱で白く変色し、少し濁ったような見た目になってしまいます。

そんなボトルにジュースやお茶のように色がついていないお水が入れば、お水そのものが濁っているように見えてしまい、商品の見栄えが悪くなってしまいますよね。

それを隠すために、わざわざコストが高いシュリンクラベルでペットボトル全体を覆っている、というのが、温泉水99などの高温で加熱殺菌を行っているミネラルウォーターなんです。

温泉水99以外にも、活性水素水で有名な「日田天領水」も同様の方法で製造されています。

ここまでちょっと話が長くなってしまったので、下記に簡単に加熱殺菌と非加熱殺菌の特徴をまとめてみました!参考にどうぞ!

加熱殺菌と非加熱殺菌のメリット・デメリット

基本テーブル 加熱殺菌 非加熱殺菌
商品例 加熱殺菌してるミネラルウォーター▲温泉水99/日田天領水 非加熱殺菌のミネラルウォーター▲財宝/富士山のおもてなし
見た目 飲み口は白い 飲み口は透明
ラベルで全体が覆われている ラベルはボトルの一部のみ
メリット 製造が早い&簡単 自然本来の味を損なわない
工場の設備が安く済む ペットボトルの成分が溶け出さないから安心
デメリット 自然本来の味が損なわれる 製造に手間と時間がかかる
ペットボトルの成分が溶け出すことも… 工場の設備が高くなる

モンドセレクションとiTQi優秀味覚賞の受賞はアテにならない?

温泉水99はモンドセレクション最高金賞とiTQi 優秀味覚賞最高位三ツ星を受賞

温泉水99は「モンドセレクション最高金賞」と「iTQi 国際味覚審査優秀味覚賞 最高位三ツ星」を受賞していることが公式ホームページに掲載されています。

モンドセレクションiTQiとは、どちらも様々な消費商品を審査・評価して、受賞商品については品質を保証しますよ〜、という活動を行っている民間団体です。

しかし、これらの賞を受賞しているからと言って特に品質や味が優れている、という判断基準にはなりません…。
なぜなら、この2つの賞は出品されたほとんどの商品が賞を受賞できているからです。

モンドセレクション

高額な応募費用と高い受賞率

応募費用は1150€。日本円にして約15万円です。

また、モンドセレクションのホームページによると、2017年度の応募総数は2965点。そのうち、2691点が、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞のいずれか授与されており、約90%が受賞していることがわかります。

高額な応募費用と高い受賞率が、「モンドセレクションの賞はお金で買える」と噂される理由です。

【参考】モンドセレクションの金賞はお金で買えるの? |BuzzFeed

iTQi(国際味覚審査機構)

ただ、明らかに「どうなのよ?」と思っちゃうのが、受賞した商品の多さです。2009年の審査では全エントリー商品の約66%が受賞してまして(2)、さらに2013年には受賞率が約75%に上がっております。(3) つまり、金さえ払えばほぼ何らかの賞はいただけるわけですね。

また、2013年の総出品数1,239のうちおよそ24%が日本の商品でして、モンド・セレクションと同じく、手軽に権威づけができる賞としての地位を着々と築きつつある感じがうかがえます。

【参考】日本製品が受賞しまくっている「優秀味覚賞」が限りなく怪しい件 |Paleolithic Man

もちろんこの賞を受賞していてもデメリットはありませんが、特に大きなメリットになることもない、というのが筆者の意見です。

この2つの団体はどちらもベルギーに本部があるのですが、ヨーロッパは日本以上にミネラルウォーターへの品質管理が厳しく、加熱殺菌の処理を施しているお水は「ナチュラルミネラルウォーター(天然水)」と名乗ることが許されていません。

それなのに、加熱処理がされている温泉水99がどちらの賞も最高賞を受賞しているなんて、いかに審査が甘いものなのか、分かっていただけるかと思います…。

温泉水99の特徴について

ケタ違いの“超軟水”にはデメリットが!硬度が低すぎるお水の落とし穴

温泉水99の硬度は1.7mg/Lと、軟水の中でも極めて低い数値になります。(日本産のミネラルウォーターの硬度は、だいたい25〜85mg/Lの商品がほとんど)

メーカーはこれを「ケタ違いの超軟水!」と言い、さもメリットであるかの様にアピールしていますが、実はそうとは言えない2つの理由があるんです…。

理由① ミネラル成分の含有量が少ない

そもそも硬度とは言うのは、ミネラル成分である「カルシウム」と「マグネシウム」が、1リットルの水の中にどれだけ含まれているかを数字で表したものです。

カルシウムは骨や歯になるだけではなく、出血を止めたり、神経を安定させたり、筋肉の収縮の手助けをしたりと、人が生きていく上で大切な役割を果たしています。

また、マグネシウムは骨や歯を作るのを手伝ってくれる大切なミネラル成分で、神経の興奮を抑えたり、代謝を上げて疲労回復を促したり、血圧を正常に保ったりなど、こちらも人にとって欠かせない存在です。

つまり、硬度が低いお水というのは、人間の体に必要不可欠なカルシウムとマグネシウムの量が少ないことになります。

カルシウムとマグネシウムの働き

この2つの成分は体内で作り出すことはできないため、飲食で補っていく必要があるのですが、今の日本人は食生活が欧米化してしまったため、昔のように食からミネラルを補給できる機会が減ってしまっています。

そのため、飲み物からもミネラルを補給することが望ましいのですが、硬度が低すぎるミネラルウォーターはミネラル成分の含有量が少ないため、充分な役割を果たせないのです。

(ちなみに、欧米の水は硬度の高い硬水であることがほとんどなので、欧米人は食からミネラルを補給できなくても問題なかったという背景があります!)

理由② 体内に元からある栄養素を水が奪い取ってしまう

もともと水にはいろいろな成分を均一に溶かす「溶解性」という性質があって、お茶やスープが美味しく作れるのはこの性質のおかげなのですが、「溶解性」はミネラルが少ないお水ほど強く表れます。

そのため、硬度が0mg/Lである純水は、その性質を利用して精密機器の洗浄にも使われていたりします。

半導体製造では各プロセスで超純水を使って洗浄作業を行います。通常の洗剤を使えない場合では、超純水が洗浄剤として使われます。

水の純度が高くなるほど「ハングリーウォーター」となって、いろいろなものを溶かし込んでくれるからです。

(中略)

産業界にとっては不可欠な純水も、体内には「毒の水」となります。

【参考】純水 |ウォーターサーバー比較

では、早速このシリコンウェハを超純水で洗浄しました。これにより微細なゴミを取り除くことができます。

洗浄といっても、ただ超純水を上からかけるだけ。ではなぜ洗剤でもないのにキレイになるのでしょうか?

それは、吸収力・溶解力が非常に強い水だからなのです。

「不純物が何もない」というのは、例えれば「乾ききったスポンジ」のようなもの。吸収力がものすごく強いのです。だから微細なゴミも取れてしまうわけです。

【参考】ウォータービジネス 日本が誇る、超純水2 |がっちりマンデー!!

硬度が極端に低い超軟水は純水と同じ様な働きをしてしまうため、人が飲むと体内に元から存在しているミネラル成分や栄養素が水に奪い取られ、尿と一緒に排泄されてしまいます

硬度が低すぎるお水を飲むと、ミネラル成分や栄養素が尿と排出されてしまう

もちろん、体にすぐ悪影響が出るということではありませんが、毎日飲み続けていれば体の中の大事な栄養が奪われ続けてしまうため、健康や美容のためにも常飲するのはオススメできません…。

温泉水99の「体への浸透力が高い!」は嘘!?お茶っ葉の実験の真実とは

皆さんはミネラルウォーターの広告で「水道水よりもお茶の出が早いから、浸透力バツグンです!」という、下記のような宣伝を見たことはありませんか?

温泉水99と水道水でお茶の出の違いを比較した実験

上記は、温泉水99が実際にホームページで掲載しているものです。(公式HP : http://www.onsensui.com/amazing/cluster/ に掲載。)

超軟水を謳っているミネラルウォーターの商品の中には、水道水とミネラルウォーターに同時にお茶っ葉を入れて、どちらが早く色が出るか比較した実験をアピールに使用しているところもあります。

そんな宣伝を見てしまうと、お茶の出が早い方が「浸透力が高い!=体への吸収も良さそう!」というイメージを持ってしまいますが、実はこれ、大きな間違いなんです…!

1つ前の項で「硬度が低すぎる超軟水は、体から栄養素を奪ってしまう」というお話をしましたが、まさにこの現象がお茶っ葉でも起こっているだけで、ミネラル成分が不足している“ハングリーなお水”がお茶っ葉から栄養を奪い取っているだけなのです。

ですから、「お茶っ葉の出が早い=体への浸透力が高い」ということにはなりません。

この超軟水の性質をメーカー側はわかっていて、あたかもメリットであるように消費者へ宣伝しているわけなんです…。

温泉水99は「サビにくい水」って本当?水道水との比較にはカラクリが!

さて、もうひとつミネラルウォーターの宣伝でよく見かける実験のカラクリについて、ご説明いたします!

皆さんは、水道水とミネラルウォーターで金属のさび方の違いを検証する、下記のような実験を見たことがありますか?

温泉水99と水道水とで金属のさび方の違いを比較した実験

上記も温泉水99の公式ホームページで掲載されていたものです。(公式HP : http://www.onsensui.com/amazing/antirust/ に掲載。)

水道水とミネラルウォーターに同時にクリップなどの金属を入れ、どちらが早くサビがついてしまうか、という実験ですね。

「温泉水99の方がサビつくのが遅い!=抗酸化作用が高い!」という印象を持たせるための実験なのですが、これにも実はカラクリがあるんです。

というのも、水道水のほうが早くサビついてしまう原因というのが、「塩素」が入っているからというだけなんです。

※本来、人間の体内は弱アルカリ性で保たれていますが、過労やストレスが原因で酸性へと傾いてしまうと、体調不良や老化の原因となってしまいます。そんな体が酸性に傾いてしまうのを防ぐ働きのことを「抗酸化作用」と言います。

水道管が鉄でできている以上、サビる事は仕方のない事です。特に水道水の中に含まれている塩素(カルキ)は強力な酸化剤として鉄をサビさせます。水道水は殺菌及び雑菌の繁殖を抑えるために塩素を混入する必要があります。しかしこの塩素のせいで水道管のサビはどんどん進行してしまいます

【参考】赤水・赤錆とは? |赤水・赤錆対策.com

水道水は、長い水道管を通って各家庭に運ばれていく過程で、どうしても混入してしまう雑菌や細菌などを消毒するために、人体に影響が出ない量の塩素を混ぜています。

この塩素が鉄と反応してしまうため、水道水は金属がサビつくのが非常に早いのです。

しかし、ミネラルウォーターには塩素を入れる必要がないため、一般的にどのミネラルウォーターにも塩素は入っていません。
つまり、この実験は温泉水99以外のどんなミネラルウォーターで検証しても、全く同じ実験結果を得ることができるのです…!

ですから、「金属がサビつくのが遅い!=このお水は抗酸化作用が高い!」という立証には決してならないのです…。

温泉水99を2週間飲み続けてみた感想

温泉水99を実際に飲んでみた

温泉水99は硬度が極めて低い超軟水なので、口当たりが非常に柔らかくて、確かにとろりとした甘みを感じることができます。
しかし、これは度が過ぎる軟水の特徴でもあるのですが、口の中にいつまでも変な甘さやとろみが残っているように感じ、後味がスッキリしません。

さらに、温泉水99はいくら飲んでも喉の乾きが満たされず、むしろ余計に喉が乾燥していくように感じるのです。

これはやはり、温泉水99の「ミネラルが不足している」ということと、「体の栄養素を奪ってしまう」という性質に関係しているものと思われます。

また、温泉水99は加熱殺菌が行われているせいか、せっかくの温泉水特有の自然な旨味を感じることができませんでした。(これは、同じく加熱殺菌されている日田天領水にも全く同じ感想を抱きました。)

とりあえず2週間続けてみたのですが、喉の渇きが非常に気になり、特に代謝が上がったり肌の調子がよくなったりなどの健康や美容効果を感じることはできませんでした。

まとめ

温泉水99は500ml1本が約160円で販売されていて、ミネラルウォーターの中ではわりと高級な商品に分類されます。

健康や美容に良い高品質なお水であることを謳っていますが、実際は問題のある加熱殺菌処理を行っていたり、硬度が低すぎて毎日飲むのはオススメできなかったりと、この品質に対してなぜこれだけ高価格で販売されているのか、正直疑問に思います。

健康や美容のために温泉水を取り入れたいのなら、採水地がほど近くて品質も良く、かつ低価格な『財宝』の方が何倍もオススメできますし、高アルカリ度の温泉水を探しているなら、ミネラルの含有量も充分で品質も高い『富士山のおもてなし アルカリイオン9.70』がオススメです。

また、美容に効果の高いお水を求めている場合は、肌の保湿やコラーゲンの生成を促してくれる成分「シリカ」を多く含有している『フィジーウォーター』もオススメできます!

雑誌に取り上げられていたり芸能人が飲んでいるからと言っても、それが必ずしも良い商品であるとは限らない、というのがよく分かるレビューとなりました…。

評価

総合評価 ★★★★
おいしさ ★★★★
品質 ★★★
オシャレ ★★★
価格 ★★

関連商品

財宝

コストパフォーマンス最強!安さと安心を両立させた、知名度バツグンの天然温泉水。

参考価格 約97円 / 500ml1本あたり 総合評価 ★★★★

富士山のおもてなし アルカリイオン9.70

世界トップクラスの高アルカリ度を誇る天然温泉水!高品質でミネラルバランスも◎

参考価格 200円 / 440ml1本あたり 総合評価 ★★★★★

富士山のおもてなし アルカリイオン9.70

美容家の間で大人気!美肌にうれしい成分たっぷりの南国産ミネラルウォーター!

参考価格 200円 / 500ml1本あたり 総合評価 ★★★★